阿部梅吉の日記

梅好きの梅好きによる梅好きのための徒然な日々

この重い(身体)、伝われ。

皆さんこんにちは。梅吉です、元気ですか?

 

私は休みの日に良く体を壊します。平日ならば緊張感も相まってそんなに体調を崩すことは無いのですが、休みの日はてんでダメですね。熱が出たようにずっと寝ていることもあります。

 

昨年のゴールデンウイークなんかひどくって、新しい部署(ラボ)に入ってから一か月後、バーベキューに誘われたんですけどね、バーベキューって知ってます?そう、あのリア充の代名詞バーベキューです。スクールカースト上位に憧れる『遊びあそばせ』の主人公がやりたくてたまらないイベントですね。無駄に不便な環境で火を起こしたり料理をみんなでして、同じタイミングで飲み物を飲んでワイワイするあれです。

「行動的」、「人と協力する」、「力仕事や料理スキル」、「仲間をよく見て気遣う力」、「段取り力」など、様々な資質が問われるイベントです。そのせいで私は妙にバーベキューに対するあこがれが強く、また、参加し、何か準備をしているだけで「明朗快活で他人も気づ変える有能な私」を演じることが出来る素敵なイベントだと考えている。このイベントは準備から当日の服装に至るまで、難易度が高く、初心者の私はインターネットでバーベキューに関してありとあらゆることを検索した。それくらいの意気込みが私にはあった。

というのも、私はバーベキューをしたことが無い。

ご友人の多い皆さんのことだから、おそらくは経験したことがあるだろう、阿部にとっては皆無である。

私の行ったことのあるアウトドアには「釣り」、「イルカウォッチング」、「乗馬体験」「スキー」、「野鳥観察」、「(食用)菜の花採集」はあっても、バーベキューは無い。わかるでしょ、私の意気込みの強さ。是非行きたかったわけです。

 

 ここまで読んで、勘の良い読者ならお気づきのことだろうが、案の定、多くの人々の期待を裏切ることなく、私は当日寝込んだ。最早、展開が水戸黄門並みの安心感である。必ず印籠が出る。

言い訳をすると前日は結婚式だった。まあそれもたいそう疲れるイベントなのだ。窮屈な服を着て、髪型をセットして、窮屈な靴を履き、大して何も入らない鞄を持って参加しなければならず、食事も一々食べるタイミングや食器の決まっている少し小難しいイベントなのだ。おまけに、式はとても素晴らしいものだったので、私は始終泣きっぱなしだった。あまりに感動し、顔だけでなく手の全体も鼻水でぐちゃぐちゃになってしまう始末だった。本当に汚い話だが、皆さん、結婚式にはハンカチを3枚持って行くことをお勧めする。

そんなわけで前日は感情のバグと泣き疲れ、慣れない服装でHPは激減、元々自分自身の疲れなど、身体から発するアラートを感知できない阿部にとって、この結婚式事変もあり、倒れてしまった。気力も体力も使い果たしたのだ。

 

 バーベキュー当日はベッドから全く動けなかった。

自転車で行くことは敵わないのでタクシーで行こうかとも思ったが、さすがにやめた。そんな人間が包丁を持ったり火を起こしたりしては、周りもたまったものじゃないだろう。賢明な判断だった。

事前にネットで調べた「まちがいない!バーベキューコーデ」の記事を参考にして一週間前から考えていた服装を横目で見ながら、私は寝込んだ。

ああごめんなさい皆さま……来世ではこんなゴミみたいな体力じゃなく、筋肉ムキムキの細マッチョイケメンに生まれ変わりたーーーーーーーーーーーーーーーーい、と『君の名は』。顔負けで私は叫んだ、心の中で(体力の無さから叫べもしないのだ、とほほ)。ああ本当にすいません、自己嫌悪になりながら僕は眠ります。

 

今年のバーベキューは、別の予定が重なったので行けません。

もう僕はバーベキューとは無縁の世界で生きたいと思います。

 

 

 

 

………やっぱり、こんな僕でも、誰か誘ってくれませんか?

金縛り体験記 ~楽しい修学旅行~

 突然だが、あなたは金縛りに遭ったことがあるだろうか?

私はある。一度だけだ。

 

 一節によると金縛りとは身体が重い(寝ている)が脳は起きている状態のことだそうだ。本来脳も身体の一部であるはずだが、その中枢である脳とそれ以外の身体が分離する。

 今回はその話をしよう。

 

私は高校二年生の頃、沖縄の修学旅行に来ていた。夜は戦争を体験したご老人の貴重な意見を聞き、翌日には防空壕に入るという何とも素敵でありがちな、ザ・修学旅行!といったスケジュールをこなしていた。昔のことなので細かい記憶は曖昧だ。9月とは言え沖縄はまだまだ暑かったことと、当時は付き合っている異性など皆無だったため、美ら海水族館ではしゃぐカップルが私にとっては眩しかったことくらいしか覚えていない。

 暑い夜だった。我々は沖縄のしけた、もとい古びた旅館でUNOやトランプに興じていた。夜中、私はひどく眠くなった。元来一人が好きな私は、一日の中で一分でも一人の時間が欲しくなる。元々集団行動には向いていないのだ。修学旅行はその性質上、私にとって一日中気を張らなけばなら図、体力的にも精神的にも辛いものがあった。

 

いつのまにか寝てしまっていた。

 

 

暗転。

 

 

 目を開けると身体が動かなかった。動くのは瞼だけだった。手や腕を動かそうにも動かせない。ふと昨夜聞いた戦争体験話を思い出す。少し不安になる。何か霊的なものが働いているのではとの考えがよぎる。しかし、体は動かない。なんだか泣きたくなる。ほとんど唯一動かせられる眼球をだけを動かしてみても、天井しか見えない。口も開けない。私はもしかしたら、一生このまま動けないのではないのだろう科、誰か来ないか、叫ぶこともできない。つらい。このまま誰にも知られずひっそりと死んでいくのではないだろうか、誰もここに来ないのではないだろうか、そんな不思議な考えがよぎる。

泣きそうになる時分を抑え、私は怒った。

てめえ覚えていろよ。

心の中でつぶやいた。今金縛りしている奴は誰なのかわからない。そもそも誰かに金縛りにされているのだろうか。もしかしたらただ単に、自分自身が自分自身を縛り付けているだけなのではないだろうか。わからない。

分からないことだらけではあった。しかしその時、確実に私は以下っていた。何かに。従わなければならない「何か」に。そしてそれらに従う自分自身に。

 

1,2、の3。だめだ。

もういちど、

1,2、の3…………

1,2、の3。

 

 

 

起き上がった。

 

見回すと、遊びに興じていたはずの皆の姿は無く、ただ空気がやけに冷たく、しんとしていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「え~~~~~だって気持ちよさそうに寝ていたし。」

友人はUNOの手札を眺めながらだるそうに言った。

なんと友人たちは私をさし置いて、隣の部屋で遊んでいた。「本当に怖かった」と半分泣きながら怒る私何てお構いなしだった。「起こしたら悪いと思って」との気遣いも嬉しいが、一声かけてほしかったことも事実だ。報連相

 

ある友人が紅芋タルトを食べながら言う、

「それより阿部さ、この部屋の前、先生の部屋なんだけど、よくばれなかったね。見回りしているのにさ」

「ねえ。すごいよ。部屋の前で椅子を構えているのにさ」と、別の友人もおだてる。

「え?先生?別にいなかったけど。たまたま」本当にいなかった。私は何の障害も無く隣の部屋に抜け出せたが、本来は他の部屋に抜け出すことは禁じられているらしい。

「すごい!阿部ってスパイみたいに運が良いんだね!」

「ね!スパイみたい!」と、口々に皆が言った。私は恐怖と混乱と安堵が一緒くたになっており、反論する気力も起きなかった。もう何でも良かった。

とりあえず私は皆のいる部屋で二度寝した。

今度目覚めた時、私の身体は正常に動いたが、翌朝から私のあだ名は「スパイ」になっていた。あいつらは許さん。

 

 

 

獏に頭が上がらない

【優しい解説(wiki調べ)】

獏(ばく)は、中国から日本へ伝わった伝説の生物。人の夢を喰って生きると言われるが、この場合の夢は将来の希望の意味ではなくレム睡眠中にみる夢である。悪夢を見た後に「(この夢を)獏にあげます」と唱えるとその悪夢を二度と見ずにすむという

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 頭の上がらない動物がいる、というと驚かれるかもしれない。私の場合、獏だ。獏は皆さんご存知だろうか、白と黒のコントラストが美しいクマのような哺乳類だ。

 

wiki調べ)。

バク - Wikipedia

 

私は動物園に行くと真っ先に獏の元へ寄り、お辞儀をする。というのも、私は以前獏に助けてもらったことがあるからだ。

 

 小学校2年生の時だった。その日の夕食はいつもと違った。誰も何も言わないのだ。いつもならにぎやかな夕食だが、皆一言も口を利かず、ただ機械的に食べ物を口に運んでいた。母も父も死んだような目をしている。いつも私を気遣ってくれる祖母も、今夜ばかりは何も言わない。

「ねえ」と声をかけたが、誰も何も言わないどころか、こちらを向くでも視線を交わすでもな勝った。反応が一切ない。ただ物を食べる機械になってしまったようだ。

 当然、子供だった私は意味も無く無視をされ、悲しい気持ちになった。夕食を早々に終え、家族を残して一人二階へ上がった。

 廊下を歩いていると、何度の奥からひそひそと声が聞こえる。当時の私は狭い所がやたらと好きで、ハウスダストアレルギーのくせによく納戸や押し入れの中に入っては鼻血を出したものだった。その日も私は、何度の中で思いっきり一人になりたかった。と同時に、その声の主が気になった。

 開けてみたらなんと、先ほどまでいた母、父、祖父、祖母、妹、家族全員の姿がそこにあった。びっくりした。皆、瞬間移動でもしたのだろうか?どうやって納戸の中に入ったのだろうか?訳が分からなかった。しかも様子が変だ。全員、口にガムテープが張られ、両手両足はロープで縛られていた。体育座りをさせられ、ぎゅうぎゅうに皆肩を寄せ合っていた。

「どうしたの?」子供心に、これは何か危険だ、と思った。例え何歳でも、異常なことがあれば、アラームを察知できるのだろう。私は母親が苦しそうな表情するのを見ていられず、彼女の口に覆われていたガムテープをはがした。はあ、と彼女は深く深呼吸した。

「今、下の階にいるのは全員偽物なの。」

母は息粗く説明してくれた。下の階の者に今の状況が悟られぬよう、耳元で囁いてくれた。

私は母と全員の身柄の拘束を解いた。

「とにかく今はやり過ごして。何も知らないふりをするのよ」と、母。

「ずっとここにいると怪しまれる。下の階にとりあえず言って、悟られないようにしなさい』と、父。

「何を言われても黙るんだよ」と、祖母。

 

 一階に降りると、偽の家族はまだ食事をしていた。

 ドアの真ん前に、身長2メートルは超えるであろう、鬼がいた。

何故か私は一目見て、あ、鬼なんだ、と分かった。

赤く、金色の装飾の入った着物に、白いふわふわした毛皮のようなものを首に巻いていた。髪は白く長く、ぼさぼさとしていた。とても大きい。彼は何もせず、ただ家族を監視していた。黙々と何も言わず食事を続ける偽の家族を、異常が無いか確認する工場の点権者のような目で見ていた。ただただ観察していた。

 私はもう一度夕食に取り掛かろうか迷った。本当に食べなくても、食べるふりをするだけでも良かった。何となく、鬼は皆に食事をしなければならない、と目で訴えている気がしたのだ。鬼にじっと見つめられていると何となくやりづらく、緊張する。しかし偽の家族はそんなことも気にせず、そもそも鬼の気配にも気づいているのかわからないように黙々と食事をしていた。

 

 ああ、これは夢なんだ。唐突に悟った。こんなことがあるはずもないし、鬼がこんなにも堂々と渡井sの目の前に出てくるわけはない、これは夢だ。ああ、夢なら醒めてほしい。

 

 偶然だった、本当にふとしたきっかけだった。

私は授業の合間に、担任の先生が「獏は夢を食べてくれるんだよ」と教えてくれたことを思い出した。雑談の好きな先生で、よく皆から慕われていた。大学時代に霊的な恐怖体験をしたことがあるとも語っていたが、いくら全貌を聞かせてと皆が願っても、「あれだけはだめだ」と頑なに教えてくれなかった先生だった。

 

 やって見よう、大した考えは無かった。気づいた時には叫んでいた。

 

「獏、夢、食べろーーーーーーーーーーーーーーーーー…………」

 

ろーーーーーーーーーーーー

 

ろーーーーーーー

 

ろーーーー

 

 

……………………………………………………

 

 

 

 

 起きた。布団の上にいた。

二階の寝室にいた。

誰もいなかった。何度にも誰もいなかった。

朝だった。

何時もの、平日の朝だった。

 

一階に降りると、母が朝食を作っていた。父がそれを食べていた。

祖父は寝ていた。祖母は庭で草をむしっていた。

「おはよう」と母が言った。目玉焼きがテーブルに出された。

「早く食べちゃいなさい」

父は新聞を読みながらパンをかじっていた。

「おはよう」と私は言った。パンと卵も食べた。

「なんか変な夢を見た」と私が言った。

「そう?」と、母が言った。

 

 この一件以来、私は獏に頭が上がらないのである。

 

「平静」最後の夏

お盆、終わりましたね。

 

梅吉です。

 

 

皆様に置かれましてはさぞや楽しい夏を過ごされたのかと存じます。

アッちょんぶりけ。

 

 

 

巷では「平成最後の夏」と騒がれていますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

最後だもんね、盛り上がるよね。

 

 

って思うこともあるけど、

 

 

 

みんなさ、

 

 

ちょっとさ、

 

 

「平成最後」って言いすぎじゃない????

 

 

 

 

確かに平成最後の夏ってすごいよ?

 

今年で元号が終わることを自覚しているなんて、本当に日本の長い歴史から見てもすごい事だと思う。

 

でも、俺にとってはいつでも大事な一回こっきりしか味わえない一年を過ごしているわけだし、ゆうて俺たちはいつ、自分を失い、また何かを失ってしまうリスクを承知で生きているわけで、

 

何時だって人との関わりや営みが

大事じゃない時なんて、ないんだ。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

とはいえ、

 

まあ確かに平成最後って「自覚できる」今この瞬間は、とても素晴らしい体験なのだと思う。

 

陛下が残り少ない期限の中、「平成」である今を悔いないように生きたい。

 

 

と思えるのも、

これが「最後」だとわかっているかだなのだと思う。

 

最後の効果はすごい。

 

 

この瞬間は永遠では無く、もう後戻りできないと気づいた瞬間から、人々は本気になる。

 

真面目に、誠実に、悔いのない選択をしようと誓う。

 

 

 

 

「もう最後」、「いつもとは違う」特別な状況というものは、

僕らを少し奮い立たせる。

 

 

 

「何かいつもとは違う特別なこと」が起こることは、長い人生を営んでいくうえで重要なTips(こつ)なのかもしれない。

 

或いは人生を彩るフレーバーとなるのかもしれない。

 

 

 

 

 

例えば、ノストラダムスの予言、2000年問題

 

 

 

ミレニアム。

 

 

西暦が1000から2000へ。

 

この1000年に一度という、とてつもなく珍しい現象に人々は湧きたった。

 

 

もう18年も前のことなので、覚えていない方もおられるだろうが、

 

1999年から2000年になるあの年、人々は大いに混乱していた。

 

 

平静では無かった。

 

下2桁が00になるという理由であらゆる機会が故障、誤作動を起こし、パニックになることを恐れた。

 

1999年7の月に人類が滅亡する殿、何ら根拠のないデマが日本中を震撼させた。

 

 

今思えばなんであんなにも人々は怯えていたのだろう。

 

 

 

変化が、激しすぎたのかもしれない。

 

 

 

新しい事、変わることは恐怖と対峙することでもある。

 

 

西暦が2000年になる事も、

 

公害病が人々を脅かしていたことも、

 

どんどん進歩していくテクノロジーにも、

 

我々は好むと好まざるに関わらず対応しなければならなかった。

 

 

わからない「何か」と対峙して、付き合い、或いは折り合いを付けなければならない。

 

世界はどうやらとても複雑そうで手に負えない、

けどだからと言って、ここで何もしないわけにはいかない。

 

 

そんな空気があったのかもしれない。

 

 

 

今は、どうだろう。

 

 

我々は、今、幸福にも、「平成最後」の歳を生きていると自覚できている。

 

技術は相変わらず絶え間なく進化し続けているし、

ジョンレノンどころかマイケルジャクソンでさえ死んだ。

 

ジョブズも死んだ。

 

時代を象徴するようなカリスマ的リーダーは消え、

我々は我々の頭で考え、戦わなくてはならなくなった。

 

 

何が出来るのだろうか。

 

 

俺にできることは少ない。

 

 

某女優のように1000万円の寄付が出来るわけでもないし、

ナイチンゲールのように多くの人々を救えるわけでもない。

 

 

 

 

今目の前にいる人に、笑顔で、毎日挨拶して、

ありがとうを伝えることが関の山かもしれない。

 

文字通り俺には何もないから。

 

 

 

それを自覚することは本当に苦しい事だけど、

 

「平静」

を装いながら、

 

ハートは熱く

 

生きていくしかないのだ。

 

 

 

 

 

Fin

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

えー

 

というわけで (えほんえほん

 

平静最後の夏なんで、

 

まあ、

 

なんでもありっつうか、

 

ワンチャン行けるっしょ? つーか

 

できるっしょ?

 

 

 

って

 

感じで、

 

 

ま、家なんですけどね、

 

うん、何か、できる気がしてきたんで、これから、

 

 

 

トマト投げ飛ばし大会を開催してきます。

 

 

 

アディオス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お盆だしハーバリウム作ってみた

 

皆様こんにちは。


お盆ですね。


皆様におかれましては、夏の束の間のお休み、何をなさる予定ですか?

 

旅行? 


プール?


海や山?


読書にやりたかった勉強、


映画や音楽鑑賞、


今までやりたかった趣味、


イルカウォッチングやスキューバなどのサマーアクティビティ、


花火にお祭り。


帰省や避暑地でひたすらのんびり、、、。

 

 

皆様におかれましては、たくさんの計画と夢と希望が詰まったお盆休み。


そのキラキラなお盆休みが始まる金曜の夜。

 

誰も彼もが呑みに行き街に繰り出す特別な夜に阿部はふと思った。

 

 

 

 


そうだ、ハーバリウム作ろう。

 


と。

 


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ハーバリウム(完成図)

 

 

 

ハーバリウムとは最近流行りの植物標本のことで、作り方は至って簡単。

 


単に植物を専用オイルが入った容器に突っ込めば良いのだ。

 

 

今回はこの、ブティック社から出ているハーバリウムスターターキットを元に作成しました。

 


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https://www.boutique-sha.co.jp/16225/
道具も何も不要!

 


つーわけで早速作ってみたどーーーーーー!!!!!!!!!

 

 


here we go.

 

 

 

 

まずキットの道具の確認から。

 

道具はこのスターターキットにあるもので全て賄えるという手軽さ。


至れり尽くせりかよ。

 

 

 

材料(スターターキット)

 

  • 紫陽花(水色と紫)
  • 専用オイル
  • ビー玉
  • ピンセット
  • 瓶(大小)
  • リボン

 

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阿部は紫陽花も綺麗ですがそれだけだと味気ないと思い、


近所の河原でミントを取ってきました(緑の葉がそれ)。

 


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深夜に一人、懐中電灯を照らしながらミントをブチブチ取るのは勇気がいりましたが安上がりだったのでよかったです。

 


本来はプリザーブドフラワードライフラワーを使用するそうですので、一度押し花などにして乾燥させると良いです。


(色味が落ちたり劣化することがあります)

 


事前に自分でいろいろ花を集めておくと楽しいかも。

 

 


そんなこんなで、とりあえずコンセプトを考える。

 

 

キットには瓶が大小2つついてあるので、同じものを2つでも良いですし、


あるいは違うテイストのものを作っても良いですね。

 


一つを贈り物用にするのもありかも。

 

 

 

コンセプトが決まったら早速、キットにあるビー玉と

 


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花を詰めます。

 

 


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ピンセットを使うと、プリザーブドフラワーも崩れないですし綺麗に入ります。

 

 

半分くらい埋まったら、様子を見ながら花が浸かるまで専用シリコンを瓶に入れます。

 

 

 

※シリコンは粘性の高い液体なので、手袋や軍手をすると良いです。

 
またはティッシュやハンカチで包んでから瓶を触ると良いですよ。


新聞などの上で作業しましょう。

 

 

また、様子を見ながら花を瓶に入れ、配置をピンセットで整えながらシリコンを追加します。

 


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最後にシリコンを瓶いっぱいに入れ、 蓋を締めます。

 

 

 


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付録のリボンをつければ完成です。

 

 

 

、、、、、、

 

 

 

 

どう???

 

 

 

簡単じゃね??????

 

 

 


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完 成

楽しすぎワロタ!!!!!

 

 

 

案外くっそ簡単にできたので笑いました。 

 

技術はあまり問われないので子供やお年寄りでも始めやすいのかなー、と思います。

 


その人のセンスがまんま作品に反映されるタイプの趣味なので、

数人で作っても個性が出て面白いかも。

 


ちなみに、キットではリボンを可愛くチョウチョ結びにしてましたが、阿部はど不器用なのでリボンを垂らしました。

 

また、小さい瓶には市販のチョコレートの箱に付属していたリボンを使ってアレンジしてみました


(付属品は水色のリボンのみです)。

 


ここもセンスが問われるところだなー。

 

 


体験した感想としては、

 


やる前は難しそうだしお金のかかるイメージがあったけど


容器や瓶は何を使ってもいいし


実質お金がかかるのは専用シリコン(オイル)だけ。

 


ちなみに専用オイル(流動パラフィン)はいろいろとありますが、手軽に200mlで350円のもあります。

https://item.rakuten.co.jp/mufmuf/har-001/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_113_0_10001868

 


短時間ですごく綺麗なものが仕上がるから、手軽にできる!!!!

 

ってのが率直な感想です。

 

作業自体は一時間もかからないし、場所も選ばないし、片付けも特別面倒ではないし。

 

始めるのにハードルの低い趣味だなと思います。

 

 

 

あとは

 

作るコツとして個人的に気づいたことを。

 

 


あまり花を欲張ってパンパンに詰めないほうが綺麗かも。

 


キットのお手本も、ある程度何もない「余白」部分があって、そこが案外味噌なのかなーと。

 

 


f:id:AbeUmekichi:20180812235842j:image隙間がある!


 

紫陽花は多めにキットに入っているけど、全部使わなくても良いし。

 


ちなみに、阿部は余った道具はまとめてプラ容器に水を入れて飾ってみました。


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これはこれでオシャレな気がする、、、。

 

 


あともう一つ。

 

 

今回そこら編に生えているミントを使って思ったことは、

 

花や草は裏も表も綺麗な物を使うと良いかも。

 

ってことです。

 

今回キットに使われている紫陽花は透明性が高く、
花びらの表も裏もとても綺麗です。

 

しかし裏側から見ても綺麗に見える花は実際あまり無く(新鮮な花を買えばOKだけど)、


配置によってはガッツリと裏のの汚れが見えてしまう、、、(泣)

 

ということもあるので、

 


予め裏側も綺麗な花なのかチェックしておくと

360度どこから見ても綺麗なハーバリウムが作れると思います。

 

 

今回、


ハーバリウム


製作時間は一時間未満、


制作費は二千円ほど


(容器や花が予めあるなら千円でもできそう)


で、

 

手軽に部屋に彩りを加えることができる


ってことがわりました!!!!

 

 

 

実際、リビングで完成品を見るたびにニヤニヤしています、、、笑

 

 

 

 

また、実際にこれを作ってから、


どんな花を見ても

 


今度はどんなものを作ろうかな〜〜?

 

と考えるようになり、

 

花自体に興味を持つようになりました。

 

世界が広がった感じですね。

 


教養も部屋の綺麗さも手に入れられる素晴らしい趣味、ハーバリウム

 

 

 

よかったら皆さんも始めてみてね。

 

 

 

 


それでは明日も花丸で〜〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川越散策日記


どうも。梅吉です。

毎日暑いですね。
暑くて外にいると死を感じます。

どれくらい死を感じるかというと、外で自転車漕いでると目が痛くて涙が出てくるくらいです。


そんな異邦人の世界並みに死を感じる暑さ、


夏バテで疲れ果てた身体、


地球のバグ、


迫りくる死、、、、
  



その時阿部は思いついた。







そうだ、川越行こう。


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チリーン



そうだ、京都に行こうみたいな感覚で
気づいたら俺は電車に乗っていた。



川越は東京から電車でも車でも一時間強。


JRおよび東武東上線が通っており都心からのアクセスも良い。




小江戸と呼ばれるその街は、関東住みの方にとっては日帰りで旅行にもってこいのスポットだ。


また、10月には街のシンボルで無形文化財に登録されている川越祭りが開催されることでも有名だ。


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川越まつり会館



春は桜、秋には紅葉も楽しめる。



そんなスポットに今回は行ってきた。

見てくれよな。



Here we go.











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どん。



つーわけで来たぜ川越氷川神社!!!!!


なんで桜や紅葉の見れない今の時期に来たかっつーとですね、

まあこれを黙って見てくださいな。




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チリーン




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チリーン


なぜ川越氷川神社に行ったのかは一目瞭然だろう。


そう、川越氷川神社では今(9月上旬まで)縁結び風鈴が開催されているのだ。



風鈴に願い事を書いた短冊を飾ることができ、かつ縁結びや安産に強い神社という強みも相まり、若い女子を中心に人気になっている。



事実、この日はカップルや女子同士が多く、中でも首からカメラをぶら下げている人をちらほら見かけた。


川越氷川神社ではインスタグラムによる写真の奉納も行っており、時代とともに進化している。


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フォトジェニック!



この日もとても暑かったが、境内は人で賑わっていた。




お参りをし、散策。


日頃の感謝の言葉を述べる。



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そのあとは樹齢600年の御神木の周りを回ったり、

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散策したり、

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秋元康が出資





短冊を書いたりした。



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やけに具体的な願い




ちなみに、短冊を何気に見ていたら



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めっちゃ萌えた。





境内には犬の頭部に見える岩があったので



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手前が耳、右が鼻。右を向いてる横顔ね。



これでもかと触ってきたました。


やっぱり犬は最強だぜ。





人形流しとゆー穢れを払ってくれる儀式があるのでやってきました。



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人形流し



この人形に息を吹きかけ、撫で、声をかけると健康が守れるっぽい。


千と千尋の神隠しちっくで可愛い。




つーわけで流してきました。


祓い給え清め給え。







、、、、、








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沈んだ



お疲れ様でした。



全然流れていきませんでした。


ここ、本来川じゃないしね。





本来はこの小さな鳥居をくぐるみたいです。


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俺は人形とともにいろいろなものを水に流しました。




そんなこんなで、


鳥居でお礼をし、すっかり満喫したので神社と別れを告げることに。






川越の街を散策に出かけました。






バスで二駅、札の辻で降りる。



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蔵造りの町並みを見たんですが、映画の中にいるみたいで、バスから眺めたり歩いているだけでも楽しめます。



時の鐘もありました。

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1日4回鳴る鐘だそうです。

ちなみにが今でも鳴ってます。



神社が併設されていたので軽くお参りもしました。




少し歩いたところにある
川越祭り会館にも行ったんですけど、いやすごかった。



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まあ見てよ。





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でか



これ8メートル。神輿そのまま。


すごない?


しかもこれ、上の浦島太郎の人形は文久の時代に作られたらしい
(下の神輿は別)。


戦争超えてきてるがな。



祭り自体が300年続いてるからやっぱり重みがある。







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こっちは猩猩(オランウータンがモデルとされている架空の動物、能などでよく出てくる)の神輿。



ちなみに人形は上下したり神輿が180度回転するそうで。



それも手動ハンドル式で、中に大工みたいな人が隠れていたそうです(注、神輿によりシステムは少し違うそうです)。


他にも、十年乾燥させた木を使っていることや

神輿の内部構造に地域差があることも教えてくれました。



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未完成の神輿



土日はガイドさんがいてとても詳しく教えてくれますし、


ビデオも常時流れているので祭りの臨場感を味わえます。




個人的に感動したのはね、



入口に展示してあって見落とされがちだけど、


よく見て。これ。




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全部爪楊枝で山車できとるーーーーーーー?!!!!!!!!!!!



サラッとすごい作品が置いてあるのも町の会館ぽくて良かったです。



ぜひ一度生で見てみてください。



怖くて近づけないけど。







会館の裏を歩いていくと、菓子屋横丁通りに出ます。


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駄菓子屋が立ち並ぶ通りです。



飴を作っている現場も観れるそうですが、現在はお休みでした。


梅を売っているお店もあり、テンション上がりました。



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梅の食べ歩きなんてなかなか無いですよね。



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暑いなか食べる梅は格別でした。




飴細工が有名だそうで、可愛い柄の飴がたくさんありました。



阿部はこの夏っぽい柄を購入。

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かわいすぎね?





こんな感じで少し通りをブラブラし、漬物屋などを物色したり



芋の名産地だそうで、芋関連の商品を眺めたりして


川越駅に帰りました。







あーーーーー、、、、



 もう、



すごい旅行気分。





川越は


都心から近く、日帰りで旅気分を味わうには最高!!!!!!



関東に遊びに来る人も、歴史を感じられるスポットがたくさんあって面白い!!!


浴衣を着て散策してる人も多く、インスタ映えするフォトジェニックな場所がたくさんあって、カメラ好きにもオススメ!!!!!




とにかく川越はリフレッシュアンド非日常に最適で最高〜〜〜〜



って感じでした!!!


みなさんも是非足を運んでみてくださいね。



阿部は春か秋にまた行きます。







それでは皆さん、明日もはなまるで〜〜




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てんくす






















 

箸が使えない

箸が使えない。

 

あ、待ってください。

読むのやめないでください。

 

私の箸さばきは他人とは全く違っているらしい。

その自覚はある。

 

100円均一で

児童用強制箸(2~3歳児対象)を買って特訓しても、なかなか治らない。

 

異性から

先生から

後輩から

先輩から

言われてきて、その度に豆を買い、その豆を皿から皿へ移動してきた。

 

ちなみにこれは成人してからの話である。

 

ここで言いたいことは、単に私が不器用ということではない。

 

一度身についた癖を治すのは、新たに技術を身につけるよりも二倍難しい(気がする)ということだ。

 

 

 

ことばも同じである。

 

 

 

私は昔から、自分のことを社交的な人間とは思えなかった。

 

子供のころ歯の矯正もしていたし、そのことを茶化す同級生もいた。

 

 

もともと口数の少ない子だったが、これにより更に口数は減った。

 

気がする。

 

 

そんな経緯もあって、自分の外見を褒められても素直に喜ぶことはできなかった

(まあ嬉しいことは嬉しいのだが)。

 

 

 

一度でも、自分を

 

あまり社交的とは言えない、

外見もパッとしない人間だ

 

と思い込むと

 

そこから抜け出すことは難しいこともある。

 

 

最近は社交的と呼ばれることが増えた。

 

コミュ力高いよね、とよく言われる。

 

何故はわからない。

 

未だに飲み会では先生の話を聴いているだけだし、

二次会には参加せず

レンタルビデオ店で好きな作品を一人で選んで帰ってしまう。

 

私の何がコミュニケーション強者なのか、全くわからない。

 

私は堺雅人(が演じる役)のように弁がたつわけでもない。

 

何を言っているのかわからない。

 

 

 

先輩曰く、

 

 

だって阿部さん、すぐに周りの人の関係とか見て役割与えてるじゃないですか。

 

と。

 

知らなかった。

 

 

私は知らず知らずのうちに、

 

周りの人間に役割(仕事?)を与え、場が円滑になるように進めてきていたらしい。

 

知らない人や新しく入ってきた人に果敢に話しかける勇気は(私自身は勇気ある行動とは思ってないないが)

人一倍あるよ、

と教えてくれた。

 

たしかに私は、

 

新しく入ってきた人やインターンの子に流れを説明する役目に自然となっていた。

 

自分自身、特に意識していたわけではないが

 

サービス精神は割とある方みたいだ。

 

 

コミュニケーション能力不足と捉えていた今までの自分像が

 

静かに溶けて崩れて行った。

 

 

誰かの言葉が、自分の今までの癖を上塗りしてくれることもある。

 

 

 

 

さて、話は戻るが、

 

箸である。

 

 

毎回意識しているが、手の変な場所に力が入るせいで、

未だ完璧な箸さばきとは言えないかもしれない。

 

しかし、私の努力と

 

後輩5人のアツイ指導と

 

一生ナイフとフォークで過ごせば良いという斬新な助言の数々により、

 

当初よりは大分マシになった。

 

ありがとう。

 

多くは彼らのおかげである。

 

 

そんなわけで私はレストランで、今日もコーンと豆を一粒一粒箸でつまむのである。

 

そんな中

 

ふと、指導してくれた後輩の言葉を思い出した。

 

 

「でもやっぱり、

 

マナーって楽しむためにあるわけですから、過敏になることないですよ。」

 

 

 

 

至言である。