ダンス•ダンス•ダンス問題
皆さんこんにちは。
【ガーナ】というチョコレートの名前に常々疑問を抱いている梅吉です。
ガーナとはロッテが出している赤いパッケージの板チョコのことでして……
チョコレートはロッテと自負しているように、確かにこのチョコレート、美味いんです。
他のチョコレートより滑らかで甘みがあるんですよね。
なんですけども、、、
名前がどうしても気になるんです!!
だってガーナですよ??!(°_°)くわっ
寿司に【日本】って名前つけたり、ボルシチに【ロシア】って名前つけたり、キムチに【韓国】って名前つけるようなもんですよね???
ねえ?!!!(°_°)くわっ
…と常々思っているのですが、なかなか理解されません。
ポカリスエットもなかなかなネーミングだと思いますが。
………………………………………………
先日、村上春樹の『ダンス•ダンス•ダンス』を一から再読したんですけど、
講談社文庫版
前に読んだときより感動しました。
やっぱり大人になると見え方、っていうか読み方?が変わるんですね。
単に知識も経験も読書量も増えたし、読み方のコツを掴んで来た、っていうのが大きいのかなあって思いますけどね。
春樹作品は今後定期的に再読して行こうと思います。
なかなか感想を書くのは難しいんですけれど(;^_^A
だから前段階としてこの3作品を読んでいたらわかりやすいん
ですが…
ぶっちゃけ『羊をめぐる冒険』だけを読んでからでも『ダンス•ダンス•ダンス』に話としては繋がると思います。
ただ、後から説明しますが、
やっぱり最初の作品から繋がっている部分もあるので…
じっくり読み込みたい!人は初めから読むことをお勧めします。
かなり読み込まなければその繋がりに気づかない部分もありますから、無理しない方が良いかもですが。
あと、スタイルが一昨品目(『風の歌を聴け』)と今作では結構変わっているのでびっくりする人もいるかもしれません。
でも、漫画でも1巻目と20巻目では絵柄が違うことってありますよね?
それと同じです。
順番に読んで行けば、その変化の過程は結構わかるんですけどね…。
ただ、『羊を〜』も読んでいないのにいきなり『ダンス•ダンス•ダンス』を読むとなると、、、
さすがに何を言っているのかわからない部分も多いと思います。
しょっぱなからいるかホテルが出てきますしね。
いるかホテル、『羊を〜』を読んでいる人にはお馴染みですよね。
もちろん今作は羊男も出てきますし、
あの耳に特徴のある女の子も出てきます。
…と、ここで
(・・?) の顔になったみなさん。
読んでいない方のために、あらすじ、ざくっと説明します。
まず『羊をめぐる冒険』なんですが、
この作品の舞台は札幌(北海道)になります。
余談ですが、春樹は北海道という土地にかなり関心を持っていまして、
私も生まれた街である北海道は大好きなんですが
いかんせん、いわゆる日本的な(和人としての)歴史が無いというコンプレックス(というか事実)がありまして…
(だからあまり他の県といがみ合ったり敵対心持ったりすることはほとんど無いんですけども。
まあ隣接した県が無い!というのもありますが)
しかしそこが逆に面白い!と一部の作家さんなどからは刺激的なんだそうです。
で、あらすじに戻ります。
主人公はもともと東京で広告の仕事をしているのですが、
そこで使おうとしていた一枚の羊の写真が問題となる。
なぜかその写真を使うことにストップがかかる。
実はその羊の写真にはある秘密があって、それを調べるために主人公は札幌に行くことにする。
そして離婚した後に知り合った、特徴的な耳の綺麗な女の子と一緒に出掛ける。
その子には不思議な能力があり…?!
………
という話なのですが、
まあそれ以降は、読んでから…♪ということで。
まず主人公が札幌に行って、泊まったホテルがいるかホテルという所なのですが、
『ダンス•ダンス•ダンス』では主人公がまた札幌に行き、いるかホテルに行くところから始まります。
そこではいるかホテルはまっっったく違ったホテルになってしまっていて、主人公は困惑する。
そして耳の素敵な彼女を追うが…??!
さらに新しいいるかホテルには綺麗な女の子もいて…??!!
…と言う感じです。
まあ、少しざっくりしすぎましたが。
では、今日は趣向を変えましょう。
『ダンス•ダンス•ダンス』を読み解くには幾つかのキーワードがあります。
そのキーワードだけ教えて、その意味は自分で読み込んでみてください。
本を読むまではモヤモヤしてくださいね(笑)
にやにや。
いや、もしかしたら後日ブログで私なりの解釈を書こうかとも思いますが…(笑)
まず一つ目のキーワードは、
入り口と出口。
ピンとくる人は来ますね。
そう、一昨目の『風の歌を聴け』でも入り口と出口っていう表現が何度か出て来ていて、これは一種のテーマになっていることは間違いありません。
次のキーワードは
名前と電話。
今回、名前の役割はものっっっっすごく重要になって来ます。
名前のないものが与えられたり、偽名は与えられるけど本名は与えられないものとか、名刺に関する表現とか、それらを読み込むと結構面白いと思います。
あだ名しかない登場人物も出てきますが、それはいったいどういう役割なんでしょうかね。
名前を持つ人にはどんな共通点があるでしょうかね。
そう考えると面白いと思います。
ここで、
あれ?『羊をめぐる冒険』でも同じことはあったな、
と思いませんでしたか?
そうですね。ねこのいわしです。
名前のなかったものに突然名前がつけられると、どんな意味を持つのでしょうかね。
あ、『風の〜』の鼠も名前に関しては興味深いですよね。
本名はわからないんですから。
余談ですが、
『風の〜』と『1973年のピンボール』での鼠の言い方についても、読み込むと面白いことに気づくと思います。
一方、
電話は何を意味するのか。
ここでの電話の意味も重要ですね。
電話はピンとくる人は来ると思いますが、先に紹介した短編の『TVピープル』でも、結構重要な役割になってきます。
読んだ人はわかると思います。
あ、でもわからないかな…。
『ダンス•ダンス•ダンス』では電話が女性に半ば擬人化された書き方をしており、なかなか興味深いです。
最後のキーワードは、、、
イメージ。
もう、言わずもがなかもしれませんね。
この作品自体、イメージと現実のズレみたいなものをテーマにしている部分がありますから(主体的なテーマかはわかりませんが)、
この言葉が出てきたらどういう意味で使っているんだろう?
というか、誰がどういうときにこの言葉を使うんだろう?
とか考えると面白いかもです。
まあ、読んだら一目瞭然ですけどもね。
…他にも注意して読み込むと面白いことがあるのかもですが、
とりあえずはこの辺で。
このキーワードの意味はいったいなんなのか…??
今回、この記事ではその答えは伏せさせていただきます。
後日、私なりの解釈を書こうとは思いますが、それも私の気が向いたら、、、
ということで…
是非みなさん、ご自分で読んでみてくださいね(笑)
丸投げですみません。
実は蛍光灯が切れたまま、暗闇の中でこの記事を書いているんです。
でも、今日中になるべく更新したくて…(笑)
すみません。
ではでは、よかったらペンを持って本を読んでみてくださいね!
明日も花マルで〜^ ^