しかし何はともあれ走り続ける
やめたりするわけにはいかない。
もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、
辞めるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。〜
みなさんこんにちは、梅吉です。
冒頭からいきなりすみません。
昨日の記事に春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋 2007)を読んでいる、と書きましたが、今日はその話です。
これね
そのため今回の内容はすこーし真面目で行きます!
ネタ記事を期待している人はスルーしてください。
この本は文字通り、
春樹の趣味を超越した趣味の一つである走ること(マラソン)についてがっっつり書かれた本です。
(もう一つの趣味を超越した趣味はもちろん、ジャズをはじめとした音楽ですね。)
お気づきの人はお気づきでしょうが、
題名はカーヴァーの『愛について我々が語るときに語ること』をもじっているのです。
カーヴァーのスタイルは明らかに春樹に影響を与えていて、その作品は短編をはじめとして、配偶者の喪失がお決まりの展開で、、、、、、
という話は長くなるので(笑)また別の機会に書けたら書きます。
書くとしたらもう一度読み込む必要が有るので、書かないかもですが。
それでですね、
春樹はこの本で【走ること】を中心に書いてはいるのですが、
そこはもちろん世界的職業作家ですから、【文章を書くこと】についても書いています。
…はっきり言います。
この本に書かれてある文章は、ほとんど真理に近いのではないか、と印象を持ちました。
真理と言うか、本音、ですね。
まず怖いことに、
小説家になるちは才能ありきが大前提
って書いてある。
…言っちゃった!Σ(・□・;)
でもね、はっきり言って真実だと思いますよ…、これは。
中途半端に【努力すれば報われる】っていう人もいるかもしれませんが、
果たしてその人は本音で喋っているのか。
嘘つきだとしても、それは本当に優しい人なのでしょうかね。
或いは世間知らずかもしれません。
私は、あえてズバッと(さらっと?)真実を語る春樹に、一種の信頼を覚えます。
個人的には、文章の才能は6歳前には有る程度!(有る程度ですよ)決まっていると思います。
しかし。
もちろん才能だけではどうしようもないですよね。
エネルギーがあっても、正しい方向に使えなければ車は走れませんから。
それを春樹は、【走る】という行為によって、後天的に身につけるべき才能を身につけているのです。
後天的に身につけるべき才能とは、
集中力と持続力。
前者は若いときにはなんとかなる、と書いてあります。
真理ですよね。
当たり前ですけど、
集中力は肉体的な体力が大前提として必要ですので、それを【走る】ことで鍛えているのでしょうね。
或いは自然と鍛えられている。
今回私が注目したのは、後者の持続力の方です。
それで冒頭のセリフなんですが…。
「走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、
辞めるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。」
…そのとおおおおおおおおおおおり!!!!!!!m(__)m
本当にそうです。
三日坊主のみなさん、そうですよね??
梅吉にとっては痛い言葉。
さらにこの言葉はこう続きます。
「僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き上げることだけだ。
暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。」
なるほど。
そうなんですね、そうするしかない。
人間は移り変わる生き物ですが、それをどう自己メンテナンスしていくか。
結局は自分でしか自分を操ることは出来ないのですね…!
しみじみ。
そして、、、、
忙しさは言い訳にならないんですね!_| ̄|○
実際、研修先では
みなさん8時半から19時半近くまでお仕事されているのに、
朝に子供の世話をしたり、ピアノの練習の時間に充てたり、
或いは仕事終わりにスノーボードやジムに行ったり、映画を見たりライブに行ったり、飲みに行ったり、お菓子を作ったり……
みなさん、プライベートでもかなり充実した日々を送っている方々でした。
…化け物かよ!!
不慣れな環境だったこともありますが、梅吉は終始ふらふらでした。
いやあ、本当にすごい。
私もこの言葉を胸に、なるべく毎日ブログを更新したいと思います。
しかし!!!!
最後にこれも言わせてください。
継続とは、立ち止まってでも迷いながらでも、進むことである
…と!!
少し矛盾しますが、まあいいんです。
もし更新出来なかったら、この言葉を思い出します。
だから皆さんも許してくださいね。
てへ。^_−☆
では、今回はかなーり自己満足気味の真面目記事になってしまいましたが、
またネタ記事を書くので、どうかスルーしないでくださいね。笑
ではまた!明日も花マルで〜^ ^