阿部梅吉の日記

梅好きの梅好きによる梅好きのための徒然な日々

しかし何はともあれ走り続ける



〜しかし何はともあれ走り続ける。

やめたりするわけにはいかない。

もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。


走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、

辞めるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。〜







みなさんこんにちは、梅吉です。
冒頭からいきなりすみません。

昨日の記事に春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋 2007)を読んでいる、と書きましたが、今日はその話です。


f:id:AbeUmekichi:20150322172024j:plainこれね


そのため今回の内容はすこーし真面目で行きます!

ネタ記事を期待している人はスルーしてください。



この本は文字通り、
春樹の趣味を超越した趣味の一つである走ること(マラソン)についてがっっつり書かれた本です。

(もう一つの趣味を超越した趣味はもちろん、ジャズをはじめとした音楽ですね。)


お気づきの人はお気づきでしょうが、
題名はカーヴァーの『愛について我々が語るときに語ること』をもじっているのです。


カーヴァーのスタイルは明らかに春樹に影響を与えていて、その作品は短編をはじめとして、配偶者の喪失がお決まりの展開で、、、、、、


という話は長くなるので(笑)また別の機会に書けたら書きます。

書くとしたらもう一度読み込む必要が有るので、書かないかもですが。



それでですね、

春樹はこの本で【走ること】を中心に書いてはいるのですが、
そこはもちろん世界的職業作家ですから、【文章を書くこと】についても書いています。


…はっきり言います。



この本に書かれてある文章は、ほとんど真理に近いのではないか、と印象を持ちました。

真理と言うか、本音、ですね。




まず怖いことに、


小説家になるちは才能ありきが大前提


って書いてある。




…言っちゃった!Σ(・□・;)


でもね、はっきり言って真実だと思いますよ…、これは。


中途半端に【努力すれば報われる】っていう人もいるかもしれませんが、
果たしてその人は本音で喋っているのか。
嘘つきだとしても、それは本当に優しい人なのでしょうかね。
或いは世間知らずかもしれません。


私は、あえてズバッと(さらっと?)真実を語る春樹に、一種の信頼を覚えます。


個人的には、文章の才能は6歳前には有る程度!(有る程度ですよ)決まっていると思います。




しかし。



もちろん才能だけではどうしようもないですよね。

エネルギーがあっても、正しい方向に使えなければ車は走れませんから。


それを春樹は、【走る】という行為によって、後天的に身につけるべき才能を身につけているのです。



後天的に身につけるべき才能とは、


集中力と持続力。


前者は若いときにはなんとかなる、と書いてあります。

真理ですよね。

当たり前ですけど、
集中力は肉体的な体力が大前提として必要ですので、それを【走る】ことで鍛えているのでしょうね。

或いは自然と鍛えられている。



今回私が注目したのは、後者の持続力の方です。

それで冒頭のセリフなんですが…。




「走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、


辞めるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。」





…そのとおおおおおおおおおおおり!!!!!!!m(__)m



本当にそうです。

三日坊主のみなさん、そうですよね??

梅吉にとっては痛い言葉。



さらにこの言葉はこう続きます。




「僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き上げることだけだ。

暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。」


なるほど。
そうなんですね、そうするしかない。

人間は移り変わる生き物ですが、それをどう自己メンテナンスしていくか。

結局は自分でしか自分を操ることは出来ないのですね…!

しみじみ。



そして、、、、



忙しさは言い訳にならないんですね!_| ̄|○




実際、研修先では

みなさん8時半から19時半近くまでお仕事されているのに、

朝に子供の世話をしたり、ピアノの練習の時間に充てたり、

或いは仕事終わりにスノーボードやジムに行ったり、映画を見たりライブに行ったり、飲みに行ったり、お菓子を作ったり……

みなさん、プライベートでもかなり充実した日々を送っている方々でした。



…化け物かよ!!



不慣れな環境だったこともありますが、梅吉は終始ふらふらでした。

いやあ、本当にすごい。



私もこの言葉を胸に、なるべく毎日ブログを更新したいと思います。




しかし!!!!



最後にこれも言わせてください。




継続とは、立ち止まってでも迷いながらでも、進むことである


…と!!


少し矛盾しますが、まあいいんです。


もし更新出来なかったら、この言葉を思い出します。


だから皆さんも許してくださいね。
てへ。^_−☆




では、今回はかなーり自己満足気味の真面目記事になってしまいましたが、

またネタ記事を書くので、どうかスルーしないでくださいね。笑



ではまた!明日も花マルで〜^ ^