阿部梅吉の日記

梅好きの梅好きによる梅好きのための徒然な日々

教習所の思ひ出

みなさんこんにちは。

このままだと、ペーパードライバーまっしぐらの梅吉です。

免許はありますが、全く車に乗っていません。



理由は、単純に運転出来ないからです。



僕に出来ないことはたくさんあります。

運転、顕微鏡、フランス語、数学(多分)、、、、


でも、出来ないことを数えるのはやめます。

きりがないのでね。



…スイング。



教習所では、何回も補講を受けました。

バイト代がほとんどなくなりました。

何回補講を受けたのでしょうか。
思い出したくもありません。

途中、本当にダメだと思いました。


まあ、結局一発で二回とも受かったのですが、それでも車の運転は下手です。


ある教官が、僕の考え方がダメだ、と言いました。

全体像みたいなのを掴まずに、一つ一つの動作を覚えているからです。

AならばBするみたいな。
BならばCするみたいな。

それじゃあダメだ、ってんです。

僕は、あらゆる物事を全部パターンで覚えているから、応用が出来ないんだそうです。

ものすごい良い考えですね。
そのとおおおおおおり。

あっぱれ。


でも、運転が全く出来なくても、あなたの十倍以上稼いでいる人が現にいるんだ…

と、思わなくもなかったです。

だって、事実そうなんですもん。


僕は、運転がからきしなのに、めちゃくちゃ天才を知っています。


…3人だけだけど。



要するに考え方の違いなんです。


考え方の傾向は、各人違いますが、その使い方によって、ビックビジネスになるんです。
ほんとうの話。



つまり、、、、



傷ついただけなんですけどね!(笑)

すこし!



でも、その教官の顔と名前は忘れてしまいました。

彼は多分、昼にカレーを食べて、バラエティを見て、夜にはファミレスに行って、たまに新聞を読んで生きていると思います。

多分。




もうひとつ。


車に乗っているとき、雑談をしてくる人がいます。

それは僕が緊張しているからです。
いつもガチガチに緊張するんです。

手汗が握って、背筋がピンとなる。

優しい教官は、僕の手を取って

ガチガチすぎるよ。

と笑ってくれました。

良い人でした。

彼もまた、昼にカレーを食べて、選挙に行って(多分)、時々ワンピースを見て、夜は回転寿司に行くんだと思います。


…幸あれ。



その人とは別の人の運転のとき。

ある人が、
今日は駅に人がたくさんいましたね。

と言いました。

確かにいた。

そうですね。平日ですが。

と言うと、実はその日、とある歴史ある列車のラストランがあることを教えてくれました。


僕ははっきり言って、大方の男が持っている乗り物愛というものを微塵も感じません。

ある男は車に狂うし、ある男は電車に狂う。
ある男に至っては重機に狂う。

多かれ少なかれ、男にはそういう傾向がある人が強いみたいですが、僕にはその傾向が全くと言っても良いくらいありません。

確かに、自分のドラムセットとかギターやアンプのカスタマイズを考えるのは好きですが、

なんでわざわざ乗り物なんかを好きになるのか、僕には全くわかりません。


しかし、そういう人たちのことを嫌いとかは全く思わないんです。


僕にしてみれば、なんていうか、

ちょうど他人の赤ちゃんを見ているのと同じなんです。

確かにカワイイ。
でも、自分の子の方がカワイイ。

そういうことです。


だもんで、

僕は別に乗り物に狂っている人、アイドルに狂っている人、ゲームに狂っている人、別になんでも良いとは思うのですが、
そういう人たちのことを全く嫌に思いません。

別に危害加えるわけでもないし。



しかし。



その話をしているとき、車に同乗していた方(おっさん)が、



今日は撮り鉄…?とか言うんですかね。

そういう人たちが多いんです。駅に。

気持ち悪いです。



と言いました。

すごく、早口に。
言いたくもないという感じで。


そこで僕は、その人と話すことに一切興味を失ってしまったのです。


僕は別に、電車が好きでもなんでもない。

でもなんか、、、

すごく悲しかった。


あるいは、もう、話したくないとはっきり言うべきだったのかもしれません。

でも僕は、機械的に返事をし続けました。

へー、とか、そう、とか。




それだけの話です。


たったそれだけの話です。

オチも山もありません。


僕のそのときの感情だけが、行き場をなくしてしまったみたいです。

多分、これを書いても、行き場をなくし続けているんだと思います。



もちろん教習所には、良心的な人もいます。

僕が教官だったら、僕みたいな奴がいたらイライラするんだと思います。

わかります。

でも、それでも優しく接してくれた人もいました。

それがたとえ仕事だったとしても、僕はかなり救われたと思います。




ただ一つ言えることは…



運転の上手い下手に性格の良さも人間性も全く関係ない

ということです(笑)



当たり前ですけど、僕はこういうことをいちいち書かないと、イマイチその二つに関係性があるように思えてしまうときがあるんです。

ほんとうは全く関係ないんですけど。


まあ、これはいろんな分野に当てはまるのかもしれませんが…。


例えば、ロハニズム。



僕はなるべく、このことを肝に命じて生きて行きたいと思います。


露伴は運転ができたのかな。




では、明日も花マルで。

そうでなくとも、合格点で(笑)。