文学部一年生必見!『文学部唯野教授』
みなさんこんにちは。
人や世が移ろいゆく中で確かな何かを感じたい、梅吉です。
春ですね。
それにしても、銀だこのたこ焼きは美味しいですね。
新作の魚介系和風だしネギマヨ最高です。
んまー
話の振れ幅についていけないって?
もっと酔っ払いと話すんだな、君。
だって北海道は三月って言っても、まだ雪あるし。
春感があんまりない。
3月現在の北海道
桜はゴールデンウィークに咲くし。
梅吉、今割と余裕のある時期なので、最近は本を読みまくってます。まくっているというか、まあ普通ですかね。
この前『評論と小説』という記事で評論をあまり読んでないと書きましたが、
あれから小説1、評論(とかノウハウ本?)3くらいの割合で本を読んでいました。
別に意識したわけではないんですけれど。
あと、お風呂の時にほとんど毎日漫画か本を読んでいるので(あまり意識していませんでしたが)、それも入れればもっと読んでいるのかもしれません。
で、3日前くらいに
なかなかわかりやすかったなー
という印象です。
これから文学を習おう!と思ってる学生に一度目を通してほしいなー、って感じです。
子供向け哲学小説『ソフィーの世界』の文学バージョンみたいな感じ?かな。
あれより少し大人向けですけど。
「唯野教授のセリフ」形式で、唯野教授の文学の講義内容が描かれているんですけど、
構造主義とかなかなか難しいテーマも割と簡潔に説明されてるんですね。
それも、本当の講義みたいな口調で書かれてるからわかりやすい。
筒井さんの良さが表れてるのかなあ、と思います。
筒井さんの持ち味って、あの流れるような、一気に読める文章とピリッと効いたブラックさだと思うんですよね。
(『時をかける少女』が有名すぎるのでそのイメージが強いのかもしれませんが、あれは筒井さんにしては珍しい部類の作風なのかなあ、と私は思います)
その流れるようなセリフの書き方がもんの凄く素晴らしくて、読者は本当に唯野教授の講義を受けている感じが味わえまます。
だからこの本を読みながら、文学も勉強できる。一石二鳥。いえい。
更に、、、
なんと!!唯野教授の生徒、果ては友人の愛人との恋愛(!)、
教授ならではの悩み、
個性的な教師陣、様々な人の思惑などなど…がその合間に描かれていて面白いです。
まあ流石にあそこまで露骨な人達もいないでしょうが。
(講師になりたくて金銭面などの根回しをしたり、出世したくてメスで刺したり)^_^;
まあ、極端ですが大学教授という人柄を捉えていて面白いなあ。と。
文学部に入りたい人は特にお勧めです!
まあ、あれが大学だと思われたら、それはそれで困るんですけどね。
極端ですから。
あくまで小説ですからね。
正直、最近は本を読んでいるものの、これはすごい…!と思える本にはなかなか巡り会えていません。
もう、こればっかりはもう、片っ端から読むしかないですね!
まあ芥川賞受賞作とかだと外れがなくて且つ読みやすいんだと思うんですが。
これからは、昔読んだことのある本をまた読み返して紹介するかもしれません。
では、明日も花マルで〜♪